少しずつ規制がゆるやかになり、街が動き出している。ならば、旅に出ようではないか!
滋賀・彦根市で泊まる

ちょうどいい具合に出張になった。滋賀県なので日帰りできるけれど、予算内なら泊まってもいいよとのこと。それなら泊まるしかない。宿は「彦根キャッスル リゾート&スパ」。通常なら1人1泊1万円以上のところなんと5,500円とリーズナブル。きれいでおしゃれでアクセスもよく、広々で、よかった。

長浜市での仕事が終わり、長浜での名物「鯖そうめん」を食す。さばを甘辛く煮たものがどしりとのっているそうめんだ。つるりとしたそうめんに、甘辛いさばが絡んでなんともうまい。

通常なら行列ができているような人気店「翼果楼」で、まったく並ぶことなくいただいた。ビールもうまいし鯖そうめんもうまいしで、最高の気分だ。
彦根市へ行き、ホテルにチェックイン。少し仕事をして、お待ちかねの夜ご飯。彦根市の名物を探したのだけれど見当たらず、それなら好物の寿司かうなぎかそばにしようと思い、目星をつけたのが「うなぎや源内」。

客はわたし1人。2Fのテーブル席に通され、瓶ビールと「源内ひつまぶし(並)」をオーダー。

うーん、うなぎ。いつだってヨダレじゅるりなビジュアル。
まずはうなぎとご飯をよそって、そのままで食べる。焼きは、蒸さずに仕上げる関西風かな? にしてもかなりカリカリとしており、意表を突かれる。カリカリというより、パリパリに近い食感。こんなうなぎはちょっと初めてかもしれない。
次は薬味をのせて。おいすぃー。薬味とうなぎ、間違いないな。最後はだしをかけ、さらりと喉元をすぎるうなぎを堪能。カリカリうなぎがだしと溶け合って、まろやかになってゆく。肝吸いも当然うまい。堪能した。

彦根城のお堀に沈む夕日の、美しかったことよ。
大阪・日本橋で泊まる
ドーミーインというチェーンのビジネスホテルには、大浴場があるという。朝食もついているプランを4,000円ほどでおさえ、ひとりで泊まることにする。

自宅から徒歩30分の場所にて宿泊。これが【近くに泊まろう】の醍醐味だ。コロナ以前も大阪市内の安宿(ドミトリーやカプセルホテル)に気分転換がてら泊まっていたのだが、今のこの時期、立派なビジネスホテルでも安くなっているのでありがたい。

スマホのカメラがあまりよくないため残念な写真ですけれど、部屋はものすごくきれいで落ち着きもあり、とてもすてきだった。そして、この枕がよかった。いやよすぎた。はじめて、枕における”フィット感”なるものを体感した気がする。あまりによかったので「ドーミーイン 枕」と検索してみたところ、なんと「いい」という声に応えて販売しているとのことで、もちろん買う。

しばらく休んで近くのよさげな店を探し、「鮨なかもと」へ。超人気店らしくいつもなら予約なしでは入れないよう。とはいえ1人だしこのご時世だしいけるに違いないと飛び込んだのだが……予約で満席だったようで、つかの間の時間だったらOKとのこと。あぶないところだった。ちなみに、わたし以外みなさんカップルでございました。たしかにデートにもってこいの、シャレシャレなお寿司屋さんである。

まずは瓶ビールとお刺身5種盛り合わせをオーダー。お刺身は本来よりも少ない1人前にも対応していただき、ありがたいかぎりだ。新鮮なお魚であることがわかる。おいしかった。

牡蠣ポン酢をいただきたかったのだが、ないとのことでもずく酢をオーダー。まあ、これは間違いない味。麦焼酎、中々(なかなか)の水割りも追加。満席につきみなさん忙しそうで、あとは寿司のおまかせ5貫を頼んで終了とする。



おいしかったーーーー! 赤酢を使って仕上げたシャリは、まろやかな酸味とほのかな甘味をまとって口の中でほろほろと崩れる。脂がのったネタも抜群で、シャリとネタが噛むほどに一体になる。とくにエビがおいしかったです。写真はないけどマグロもよかった。行列になるのも納得。黒糖焼酎、喜界島(きかいじま)の水割りを追加し、飲み干して終了。瓶ビール1本に、焼酎水割り2杯、刺身、小鉢、お寿司とまあまあ頼んだけどお会計は5千円ちょいと予想より下回り、うれしみ。


酔っ払うと甘いものが食べたくなる。「パンケーキmag」で、パンケーキと白ワインをいただき、ごちそうさまでした。ホテルに帰り、誰もいない大浴場で気持ちよく汗を流し、最高の気持ちで就寝。

そして朝は無料の朝食をいただく。和食、洋食が選べて、わたしは和食に。あー、なんたる幸せ。左側のご飯はいくらののった海鮮どんぶりなのだ。ドーミーインは、なんばのほかにもいろいろ展開しているので、またどこかにいく。絶対いく。
大阪・堺市で泊まる

堺市にある「祥福の湯」というスーパー銭湯は、カプセルホテルとしての機能も備えている。スーパー銭湯、岩盤浴、カプセルホテルがもろもろセットで4,000円未満という安さにつられ、予約した。
スーパー銭湯がきらいな人に会ってみたい。”とろける”とはこのことで、昼3時に行って夜12時まで、湯船に浸かったり、サウナに入ったり、岩盤浴でくつろいだり、漫画を読んだりして過ごす。「鬼滅の刃」をこの日はじめて読んで、こりゃあ流行るわけだと納得。

併設の飲食店でも、もちろん食べる。串揚げ盛り合わせ。生ビール、ハイボールとともに。揚げたてのうまさに叶うものなし!

とろろめかぶそばも追加。こういうところの飲食店のおそばは、わかっちゃいたけどそば粉より小麦粉のほうが多く、うん、、といった感じ。そば風味のうどんだったけど、つるっと喉越しが楽しめてお風呂のあとにはぴったりだった。

カプセルルームは、おもくそブレブレの写真のみ。風呂に入って何も考えずに寝るという、幸せしかない時間でした。朝起き、スタッフの人が掃除とかしている中で、チェックアウト。女性用カプセルルームはわたし1人だったし、泊まり客自体わたしだけだったのではと思う。ありがとうございました。
来週またホテルの予約をしているので、今から楽しみで仕方ない。近くに泊まり、近くのよさを楽しんでいきたい。