すきあらばお洒落なものに憧れる

母にジャンボ尾崎カットにされながら何ひとつ憤ることなく無邪気に過ごした幼少期を経て、「道行く人みんなが私を見ている!」と自意識過剰な思春期をなんとか乗り切り、ダサいかダサくないかで世界をジャッジする女学生期に突入し、とにかく忙しく周囲の目をまったく気にしない社会人期をやっとの思いで卒業し、今ようやく、意識と知識と行動の合致ができるようになってきたと感じる。だいぶ遅めなのだが。

居酒屋が好きだし、安宿が好きだし、ひとり旅が好きだし、たま〜の豪華な食事やホテルが好きだということが、背伸びせず、卑屈にもならずに、すとんと楽しめるようになってきた。

なんだけれども。たまに「めっちゃお洒落な暮らししてええええ!!」という欲求がわきあがる。お洒落は罪だ。とらわれると、なかなか離せない。お洒落ご飯は、そんな気持ちになったとき手近に紛らわせてくれてイイ。

朝:ナディヤさんのパン

Netflixで配信中の番組に「ナディヤのお助けクッキング」というのがある。イギリス人のナディヤさんが、時短でおいしい料理を紹介したりしている番組で、出てくる料理があれもこれもおいしそう&お洒落。さらにナディヤさんの人柄も立派とあって、すっかり大好きになった。そこで紹介されていたトルティーヤサンドイッチを食パンで作ってみたら、やはりおいしくてお洒落な味がした。

卵(1個)を溶いて好きなハーブミックスと塩胡椒を混ぜる。マッシュルーム(1個)は薄切りにしておく。フライパンにオリーブオイルを入れて火をつけ、卵を流し入れて固まらないうちに、切っておいたマッシュルームをパラパラと入れる。パンにケチャップを塗り、ケチャップ部分を下にして卵にのせ、卵が焼けたら裏返してもう片面が焼ければ出来上がり。

ナディヤさんはマッシュルームとともにオリーブを入れていたけれど、なしでも全然おいしかったし、ほんとに簡単だった。ナディヤさまさまだ。

昼:イタリアで買ったお洒落パスタ

昨年行ったイタリア旅行で、興がのって買ったリガトーニ。所詮、旅のテンションと興がのっただけの買い物なので、一度食べてみてそれきりだったのだが、お洒落気分爆発中の私にはかっこうの材料だ。

豆腐でボロネーゼを作って食べてみたら、穴の中にボロネーゼがうまいこと入り込んで最高の味がした。なるほどこういうことか、と思った。

豆腐のボロネーゼはとても簡単です。まず木綿豆腐をキッチンペーパーに包み、500Wの電子レンジで3分チンして水気を切っておく。玉ねぎとにんじんはフードプロセッサーにかけて細かくする。鍋にオリーブオイルをひき、細かくした玉ねぎとにんじん炒め、ある程度炒まったら水切りした豆腐も加えて崩しながら炒め合わせる。水気がある程度飛んだら、トマト缶と水(トマト缶の半量)を入れ、ケチャップとお好み焼きソースを加えて混ぜ合わせ、弱火で20分ほどふたをしないで煮る。途中好きなハーブを加えるといいです。塩胡椒で整えて出来上がりだ。パルメザンチーズを振って食べる。

材料(作りやすい分量:4、5人分ぐらいできる)

  • 木綿豆腐…1丁
  • 玉ねぎ…1個
  • にんじん…1本
  • オリーブオイル…大さじ1
  • トマト缶(カットタイプ)…1個
  • ケチャップ、お好み焼きソース(ウスターでもよし)…各大さじ1

お洒落気分もじゅうぶんに満たせた。

夜:ワインのつまみ

お洒落な飲み物といえば、私としては赤ワインといいたい。ただ赤ワインは当たり外れがままあるのが気になるところ。そんな中、成城石井で気まぐれに買ったいちばん安いカリフォルニア産の赤ワイン(1100円ぐらい)がかなりおいしくて、大感激。ありがとう成城石井。ありがとうこの値段設定。ありがとうカリフォルニアの生産者さん。感謝の想いで、このワインを主役にしたお洒落つまみを作成いたしました。

このブログ記事で作ったやつは、これなのだった。最初につまみとして作り、のちに私の定番になったのだった。左のやつは、玉ねぎとエリンギだけでもじゅうぶんおいしい。クミンと塩胡椒でこんなにおいしいんだからあっぱれ。ちなみにワインはこれだった。

自分で作るのもいいけれど、そろそろ外のお洒落料理も味わいたいところではある。

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