いよいよコロナの禍のやつが落ち着き、本格的にはじまってきた感がある。まだまだ忙しいとまではいかないが、いろんな場面で動き出している。自炊もしたくなくなるのだろうかと思いつつ、そんな中、ついに塩麹に手を出した。
塩麹といえば「ていねいな暮らし」の代表みたいなもんだ。元汚部屋の住人(当時、ほんとにきたないところで暮らしてた)が、おいそれと手を出していいわけがない。いいわけがないとわかりつつ、コソコソとスーパーで米麹を手に入れ、100均のビンを引っ張り出してきて、つい出来心で仕込んでしまった。

すいませんすいませんすいません。
なぜ手を出してしまったのか。それは、めちゃくちゃ簡単だったからです。スーパーで買った米麹250gをほぐして瓶に入れ、塩70gも入れてかぶるぐらいの水を加え、混ぜて常温で置いておくだけというお手軽さ。あとは1日1回混ぜるだけで、約1週間後に出来上がる。出来たら冷蔵庫で保管すれば腐らないらしい。なぜなら塩分が多いというのと、発酵食品なのですでに腐っているから。

仕込んだ翌日は麹が水を吸って硬くなっていたため、翌日だけ水を加えた。最初は「しょっぱ…すわ、失敗か…」となり、1週間経ってもしょっぱさはやわらぐ感じがしなかったのだが、料理に加えたところ、これがまったくしょっぱさを感じないどころか、むしろ甘いのであった。麹のふしぎ…。
きゅうりの塩麹漬け

塩麹を作ったらまずは最初にやるべし、とネットに書いてあった、野菜の塩麹漬け。ハイ先生!と、まっすぐな目でトライ。きゅうり1本を軽くたたいて乱切りに。ビニール袋に乱切りきゅうりと塩麹大さじ1を入て揉み込み、数時間置いておく。
うまい。うまいです先生…泣。カリコリきゅうりが、塩麹のほどよい塩加減と甘みでやさしい味わいに格上げされている。塩麹だけでこんなにおいしくなるのかい。
塩麹スープ

冷蔵庫の中でひからびそうになっていた人参と、1束だけ余っていた小松菜、1/4だけの玉ねぎ、黒ずんでたしいたけを、どさどさ全部入れてやった。それらをだし汁でやわらかくなるまで煮て、塩麹大さじ2杯加えるだけ。
ひえぇぇぇぇぇおいすぃぃいいい。これやばい。まじでおいしすぎた。先生、きゅうりの塩麹漬けより断然おいしいです。塩麹を入れるだけでこれほど味が決まるだなんて。塩麹のりっぱさよ。
今日の献立

- 塩麹スープ
- 玄米ご飯
- 納豆(スーパーでいちばん安いやつ)
- ツナと大根の焼き煮(あまりもの)
フォトジェではないものの、非常に大満足の昼ごはんだった。
元汚部屋住人であっても、塩麹を使ったっていいんだ。名もなきネットの先生、ありがとうございました。
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